代表者名（もしくは現場責任者）

黒柳佐智代

代表者プロフィール

黒柳 佐智代（さっちん） 三河サドベリースクール・シードーム代表。幼児教育の現場の経験と、自身の出産・育児から、より有意義な子ども時代の過ごし方を探していたところ、書籍「世界一素敵な学校」のモデルとなるサドベリーバレースクールに出会う。子どもを全面的に信頼するデモクラティックスクールを愛知県にも作りたくて、平成21年から活動を始め、平成23年4月に本格開校する。元保育士・幼稚園教諭。三児の母。好きなことは、おいしいものを食べること。自分が高まること。人の成長に興味があり、「7つの習慣」実践会認定ファシリテーターとして実践会を開催。

設立のきっかけを教えてください

前職では幼児教育をしていました。 年間計画で予定されているたくさんの行事に加えて作品作りなど、大人が子どもたちに経験させたい事で、忙しく日々が経過していきました。 子どもたちにいかに「やる気にさせる」ことができるかが、重要な業務だったように思いました。こうした保育の中でどれだけ子どもたち自身の「生きる力」、「主体性」を育めるのか疑問に感じるようになり、子どもたちをのびのびと保育している無認可保育園を訪ねるようになりました。そこで見たのは、大人に信頼されて「生き生きと生きる子どもたちの瞳」と「管理されなくても、自分で考えて決めて動く意思」「子どもたち同士で助け合い教え合う姿」でした。子どもに必要なのは「安全や効率のための管理」ではなく「信頼のまなざし」だと思いました。 こうした「子どもたちは自分に必要なことは自ら学んでいく力をもつことを信頼する環境」の中でのびやかに子どもたちと過ごしたいという思いと合致したのが、アメリカですでに実践されていた「サドベリーバレースクール」でした。 このスタイルの学校はすでに日本にありましたが遠方にしか無かったので設立することにしました。詳しくはHP「設立のきっかけ」をご覧ください。https://www.mikawasudbury.com/about_us#kikkake

活動において大切にしていることは何ですか？

・「ありのままの自分でいられる自由と、安心できる空気感」 自分らしくいていいという安心があって、○○したい！○○が好き！という思いが行動につながります。その行動の先に、それぞれの子に必要な学びや経験があります。子どもたち一人一人の可能性が発揮されるためにはこうした環境が必要です。 ・「自分のことは自分で決めて、みんなのことはみんなで決める」 自分で決めたからこそ、その結果を自分で引き受けて学びにつながっていきます。 決められたことには「いいわけ・逃げ・批判」できますが、人生に対して受け身の姿勢になります。自分で決めることを積み重ねることは、未来の自分に対しても、自分次第でいかようにも変えられるいう人生に対する主体性につながっていきます。

その他サイトを見る人に伝えたいことはありますか？

子どもたち一人一人に必要な学び（経験・知識・技術）は人それぞれです。 だとすると、大人は子どもたちに何を提供すればいいのでしょうか？ 大人の価値観ですすめられるものではなく、こども自身が自ら感じた「知りたい」「学びたい」「身に着けたい」気持ちをもとに、その思いのまま行動していく先に、その子にとって必要な学びがあります。 提供できるのは、子どもたちに対する信頼と思いのまま行動できる環境です。

パンフレット