2023年2月17日、愛知県義務教育課の旗振りのもと、第１回フリースクール連絡会がオンラインにて開催された。各市町の教育委員会、教育支援センター（適応指導教室）、フリースクール関係者が150名以上一同に会した。
県義務教育課・水谷氏の冒頭あいさつでは、「誰一人取りこぼさない」こと、そのために連携を図ること、また今日がその第一歩となることが語られた。

続いて、県義務教育課・三村氏より令和4年度の調査結果報告があり、令和2年度と比較したデータとともに、県内の状況を俯瞰するものとなった。また、事前に各関係機関にアンケートがあり、その中で共通する大きなテーマ「出席認定」「家庭への補助」「フリースクール連絡協議会を通じた連携」についても、現時点で確認できる範囲での情報共有がなされた。

今回プレゼンターとして、大地の学校ロータス・施設長今井真央氏、学校法人角川ドワンゴ学園Ｎ校・倉本龍氏による事例提供があり、県内を牽引する先進事例として説得力のある現場の声が上がった。

後半は、グループ討議がなされ、その一部は全体でも共有された。中でも、“自己決定”“自己選択”の必要性について、フリースクールのみならず公教育の場からも共通の声として上がったことが印象的である。

最後の質疑の手もたくさん上がり、活発な意見交換の場となった。
次回10月頃に「フリースクール連絡協議会」として会合があることが確認され、会は閉じられた。

文責：松平こどもサークル・かのこ代表理事、安藤さち子